壊れた先にあるもの
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date
Jan 13, 2025
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boyaki
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1月上旬、悪霊に取り憑かれたかのように、立て続けに物を壊してしまった。毎日のように使っていた陶器や、MacBook Pro、椅子など。それぞれに思い入れがあり、日常の一部だった物たちが、次々とその姿を変えていった。物が壊れたとき、私たちは選択を迫られる。修理するのか、買い換えるのか、それともないままで生きるのか。
壊れた物を前にして、私たちは様々な感情を経験する。後悔、自責、喪失感。そして時には、意外な解放感。物が壊れるという出来事は、物との関係について、思いがけない問いを投げかける。完璧に物を守り続けることは不可能に近い。むしろ物の壊れやすさは、私たちに何かを教えようとしてくれているのだろうか。